【屋根塗装】何年目で必要?材質ごとにタイミングは異なる

長崎県で外壁塗装工事を行っている、株式会社松尾塗装です。

外壁塗装に比べると、やや影の薄い屋根塗装。
屋根塗装も、外壁塗装と同じくお家を守るために必要なメンテナンス工事です。
この屋根塗装、何年ごとにするといいのかご存じでしょうか。

お客様に外壁塗装をご案内した際、屋根塗装もおすすめしたところ「うちの屋根はまだきれいだから、別にいいかな」といただいたことがありました。
屋根塗装は汚れたらするもの、というのは間違いではありません。しかし、きれいだからとタイミングを逃すと、雨漏りなどのトラブルが起きる可能性が。
屋根塗装は、まだダメージの少ないときに行うことで効果を発揮します。

今回は初めて屋根塗装をする方に向けて、塗装が何年目に必要になるのか、屋根の材質ごとにご紹介します。
屋根塗装をお考えでしたら、ぜひ参考にしてみてください。

 

■ 屋根塗装をしないとどうなる?

まずは、屋根塗装がなぜ必要なのかについてご紹介します。
屋根はなかなか見る機会がありませんが、紫外線や雨風にさらされているので、徐々に劣化していきます。劣化すると、コケ・藻などが生えてきたり、屋根材の一部が欠けてしまったり、屋根としての機能が失われていくことに。
劣化が進めば屋根に穴が空き、そこから雨水が浸入して(雨漏り)、建物の耐久性を奪っていくでしょう。
屋根塗装は完全に雨漏りを防ぐものではありませんが、メンテナンスとして行うことで、雨漏りが起きる確率を低くできます。
虫歯の予防と同じですね。

以下は、屋根材ごとに必要な塗装のタイミングについてまとめていきます。
2回目以降の塗装は、使用した塗料によって次回必要なタイミングがバラバラになります。葺替え・カバー工法といったリフォームを優先したほうがいい場合があるでしょう。
どうすればいいかについては、お近くの塗装店・屋根屋さん・板金屋さんに相談してみることをおすすめします。

 

■トタンの塗装

塗 装 築7~10年
葺替え 20年ほど

 

トタンは金属鋼板を亜鉛でメッキしたものです。
イオン化することでサビて中の金属を守る働きがありますが、寿命が短く、サビると穴が空くなどの弊害があります。
そのため、サビを見つけたら塗装して、進行を抑えるのがベターです。
傷みが激しい場合は、葺替えかカバー工法を行ったほうがいいでしょう。

 

■スレートの塗装

塗 装 築8~15年
葺替え 20~30年ほど

 

スレートはセメントに繊維素材を混ぜてつくった屋根材です。
低価格で施工が簡単がため、一戸建て住宅のほかアパートなどでも広く使用されている屋根です。
経年劣化で徐々に水を吸うようになることから、築8~15年ごろにはコケ・藻が目立つようになります。ものによっては反って隙間ができ、虫の侵入や雨漏りが懸念されるでしょう。
塗装をすると再び水を弾くようになるため、見た目がきれいになるほか、低コストで屋根を長持ちさせられます。

 

■セメント瓦の塗装

塗 装 築7~10年
葺替え 20~30年ほど

 

スレートと同じセメントでできた瓦ですが、厚みが1センチ以上あり、重量があります。
1970~1980年代に建てられたお家に多く使用され、2000年まではありふれた存在でしたが、現在はメーカーの日本撤退などの理由から、生産はほとんどされていません。恐らく現在は塗替えではなく、別の屋根材へ葺替え・カバー工法が必要なお家のほうが多いでしょう。
塗装が必要なタイミングとしては、上記の築年数のほか、表面の塗膜が剥がれているなど劣化が見えるときが適切でしょう。
ただ、塗装してももって10年なので、葺替えたほうがコスト面でお得とも考えられます。

 

■ガルバリウムの塗装

塗 装 築10~15年
葺替え 30~40年ほど

 

金属鋼板にアルミ・亜鉛・シリコンの合金をメッキした屋根材です。
強い耐久性があるほか、断熱材が入っているタイプもあり、新築工事以外に屋根のリフォーム工事でも引っ張りだこです。
ただ、金属であることは変わりないのでサビの心配があり、メンテナンスフリーではありません。
定期的に塗装をして、長持ちさせられるようにすると、ガルバリウム本来の強度を失わずに済むでしょう。

 

■これらの屋根は葺替えしたほうがいいかも

以下の屋根は、塗装しても得られるメリットが少ないほか、無駄に終わる可能性が高いです。

・粘土瓦

粘土瓦はいわゆる日本家屋などでよく見られる屋根ですが、元から耐久性があるので、塗装する必要がありません。
もし傷みが見られるなら、瓦の交換や漆喰の詰め直しなど、メンテナンス方法が異なるでしょう。
瓦の下にある野地板などは瓦ほど寿命が長くないので、築30年ほどがたつなら、瓦を再利用する葺直し・葺替えを検討するといいでしょう。

・20年以上手入れしていない屋根

材質を問わず、ずっとメンテナンスをしていないということなら、屋根全体が傷んでいる可能性が高く、塗装では間に合わないことがほとんどです。
塗装工事は軽度の傷みをカバーするメンテナンスなので、重度の傷みには対応できません。
それなら屋根全体を新しくしたほうが、お家を長持ちできるでしょう。

 

■長崎県で外壁塗装・屋根塗装なら株式会社松尾塗装まで!

会社概要

株式会社松尾塗装は、長崎市にございます塗装専門店です。
長崎県での建設業許可を保持しているため、豊富な経験と確かな技術がございます。
外壁・屋根の材質によって必要な塗料をご提案いたしますので、「初めてで分からないことだらけ」という方もご安心ください。
お見積りは無料で承っておりますので、気負わずにご相談くださいませ。

無料お見積り・お問い合わせはこちら>>
初めて工事をする方へ>>

 

■ まとめ

屋根は徐々に耐久性を失っていくため、まだダメージが少ないうちに屋根塗装を行うことをおすすめします。
ただし、すでに雨漏りを起こしているなど、ダメージを重度に及んでいる場合は、葺替えが必要でしょう。
屋根材によって、メンテナンスのタイミングが異なるため、必要に応じて屋根塗装をはじめとした手入れを行うようにしてくださいね。

塗装剥がれ・ひび割れ・雨漏り・色あせ・コケや藻・サビ


一覧ページに戻る